ラブロゴ
**maniac+complex**
セルジュ・ゲンスブールはお好き?

ジェーン・バーキンコンサートリポート!

さる9月4日、仙台の市民会館でジェーンのコンサートがありました。
そんなリポートです。

夕方、会場に向かう人々は落ち着いた雰囲気の方が多いようでした。
次第に暗くなって行く街並。
ケヤキ並木の脇を歩くうちに心の準備を済ませて、入場。
中心から少し外れた場所にあるのがまた、いい感じなのです。
入り口ではチラシと共にポストカードが配られていました。
ジェーンの写真入り。それ以外はこれからの予定。
それはすぐにしまい、ショップを覗く。
パンフレットは無いよう。がっかし。
友達に買ってくるって言ってたのに〜、と悲しんですぐに席に座る。

もう少しで開演の時間なのに、最後尾のブロックは空いているようで心配になる。
仙台のファンはジェーンを迎い入れる程の需要があるのか?
なんて不安になってきた。
2階席も空いているし。
客層はやはり30代以上という感じだけど、ラフな格好も多いかも。
バスケットを持っている女性もいたが(チラシは何処に入れるのだろうか?)、さすがにファッションまでジェーンというのは無かったようで。
隣は普通の30代のカップルでした。

開始〜フォード・マスタング〜

予定より少し遅れて音が聞こえる。
「フォード・マスタング」
最近のアルバムに入っているカバー・バージョン。
ジェーン登場。
グレーのタンクトップにグレーのワークパンツ。
いつもの雰囲気そのまんまだけど、
例のカシミヤのニットではなかったのは当然か、なんて思う。
コンサートだからね。

ゆっくり歩きながら歌う姿は何故か貫禄と気品に満ちている。
髪もまとめただけで、やせっぽちで、胸も無い(本当に!)のに、女らしいのは何故だろうか?と、とりあえず見とれる。

バビロン〜無造作紳士〜ディ・ドゥ・ダ

次の曲は「バビロン」。
ステージ中央でゆったりと歌うジェーン。
本当にゆるやかなコンサート。
客を挑発するでも訴えかけるでもなく、ただ歌う。
それが絵になるのは女優という職業からか、それとも自分のひいき目?

バックの音色が響くのをぼんやりと聞きながら、セルジュのことを思い出す。
セルジュの作った美しい歌を歌ってゆきたいと言っていたジェーン。
そして、今自分はここで彼女を見ている。歌と音が重なる。
と、ここで会場が暗いのをいいことに、泣きが入ります。
なんて危ないファンなんでしょ!と思いつつ、「だって感動的なんだもん!」と心の中で言い訳したりする(笑)。
この場に浸れるのなら、それもいいかという思いで、一人で。
本当に美しい歌だと思います。うん。

ディ・ドゥ・ダ」での彼女は愛らしく、とても生き生きしている。
そして「無造作紳士」。
ここでMC(それも日本語!)
この曲のおかげで日本に来れた。イギリスの母に『日本で1位なったって、マライヤやセリーヌみたいに1位に!』と言ったの」と。

ベイビー・ルゥ〜ジェーン.B〜ジョニー・ジェーン

ああ、書きとめておかなかったことを後悔後悔〜。
英語でも同じことを言うけど、やはり日本語の感動は違います(ぜんぜん上手くないのが良い)。

ベイビー・ルゥ」の前にはパリにいる彼女の娘、ルゥの誕生日の話をしてくれました。
でもその日なのか、近い日だったのか聞けなくて残念。
ルゥも気がついたら18歳、女優。
こないだ見た写真では母親に似ていて、これからが楽しみ。
シャルロットよりずっと現代的な子みたいっす(笑)。

ジェーン.B」も、とっても素敵。
ジェーンが自分のことを目の前で歌ってる!
元から好きな曲だけど、何て良いシーンなんだろう!と彼女の声に浸ってしまいました。ああ、素敵(*^-^*)

ジョニー・ジェーン」ではステージの端に座って歌う彼女。
あのジョニー・ジェーンが歳を重ねてこのような女性になったのかと思うと感動もひとしお!
セルジュはどんな気持ちでこの曲を書いて、与え、見守ったのでしょう?
ジョニーから一人の自我を持った女へと変わってゆく彼女を、どんな気持ちで?
でも彼女は優しく歌うだけです。
その応えはもう今となっては我々が知るよしもないのですけれどね。

日本語トーク〜アンコール〜「セルジュはそこにいる」〜

あと、また日本語トーク

「昨日、お寺に行ってきました。タバコとお酒が置いてありました。わたしはセルジュを思い出しました。パリのお墓にもタバコとお酒が置かれていたからです。」

との後に英語のトーク。
そして最後に「He's not far」と!
ああ、そうなのです。セルジュはそこにいるのです。
そして彼女の中にも!
うう〜ん、素敵!
セルジュ万歳!ジェーン万歳!

で、最後は一回下がってアンコールで歌い、下がってバンドと出てきてアンコール。
また出てきて投げキッスで下がった・・・ような気がする。
もう嬉しさでなんだか舞い上がってしまって覚えていません(笑)。
客席もちゃんと熱烈歓迎していて、嬉しかった〜。


「もう終わり?」とホールを出ようとしたら
「パンフレット、ビデオは売店で・・・」というアナウンス。
なぬっ!?パンフは無いっていってたのに、騙された〜!と焦って売店に行ったら
「パンフはありません。」とオッサン。
でも次々と「パンフは?」と聞く客。
もう、アナウンスミスの為に大混乱です。うんざり風なおっさん。
あたしは一目惚れしたCD(フィアナ顔)とビデオとレコード(ジャケ写狙い)を買ってきました。
部屋に飾るんだもんね〜。

・・・ってな感じでのコンサート、最高!でした。
また来て、ジェーン(熱烈歓迎)!
「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」はゲテモノ映画か?
←「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」はゲテモノ映画か?へGO!
マニアック+コンプレックス
GO TOP!   GO SERGE-TOP